2010年02月06日

「轟音」「つんのめった」…トラック突進の様子証言(産経新聞)

【法廷ライブ 秋葉原17人殺傷 第2回】(8)

 《休廷を挟み、法廷が再開される。加藤智大被告(27)は法廷に入廷してくると、傍聴席を向いて一礼し、弁護人席の前の被告人席に座った。村山浩昭裁判長が再開を宣言する。証人尋問が始まる》

 裁判長「証人の方にお入りいただきたい」

 《裁判長の指示に従い証人の男性が、証言台に立った。平成20年6月8日、秋葉原無差別殺傷事件を目の当たりにした目撃者だ。黒のスーツの上下に茶色のメガネをかけている》

 裁判長「名前や年齢はカードに書いた通りでよろしいですか。宣誓書を朗読してください」

 証人「良心に従って隠さず偽らないことを誓います…」

 《裁判長は、証人に名前を言わせなかった。宣誓後、証人が着席すると検察官の質問が始まる。加藤被告はノートを開いてボールペンを取り、何かをメモし始めた》

 検察官「聞き取りにくい場合は質問する側が悪いので、遠慮なく聞き返してください。あなたは事件の目撃者ですね」

 証人「はい」

 検察官「奥様と小さなお子さんと暮らしていらっしゃいますね」

 証人「はい」

 検察官「この日は、後で秋葉原で(家族と)合流する予定で先にいらっしゃっていたんですよね」

 証人「はい」

 検察官「目撃したのは合流する前ですか」

 証人「はい」

 検察官「それでは目撃直前からお聞きします。何をしていましたか」

 証人「(秋葉原にあるチェーン牛丼店)吉野家で昼食を食べていました」

 検察官「食事後はどこに行きましたか」

 証人「店を出て歩道を歩いてから、どういえばよいのか…」

 《牛丼店を出て、事件現場となった交差点に向かった証人だが、口でどこに行ったということを説明しづらいらしく言いよどんだ。すると検察官が「助け舟」を出した》

 検察官「事件の現場に向かったんですか」

 証人「はい」

 検察官「中央通りと(神田)明神通りの交わる交差点ですが、通りの名前は知っていますか」

 証人「(通りの名前を)聞けばわかります」

 検察官「この日も中央通りは歩行者天国でしたか」

 証人「はい」

 検察官「現場の地図を指し示したいのですが」

 《法廷の大型モニターに事件現場の地図が映し出される》

 検察官「吉野家の場所から確認します。この地図だと、中央通りの左側のビルのところにある『秋葉原中央通り店』で間違いないですか」

 証人「はい」

 検察官「この店を出て、地図でいうと、上に向かったんですか」

 証人「はい」

 検察官「歩道を歩いたんですか」

 証人「はい」

 検察官「明神通りを横断したんですね」

 証人「はい」

 《加藤被告は、持参したノートに視線を落としたままだ。検察官は、6月8日午後0時33分ごろ、事件を目撃したときの状況について、質問していく》

 検察官「目撃したときのことをお聞きします。明神通りを横断したときのことで覚えていることを教えてください」

 証人「昼食をとった後、交差点に歩いていきました。中央通り側は赤信号だったので歩道で待っていました。そのとき、午後から家族と合流するために妻に携帯電話で連絡していましたが、青に変わったので歩き始めました」

 検察官「明神通りの信号は赤だったんですよね」

 証人「はい」

 検察官「信号待ちをしていた車はいましたか。この地図だと左ですが」

 《左右のモニターに地図上の交差点を指し示す検察官の指が映し出される》

 証人「左にいました」

 検察官「さて、明神通りを横断中、何がありましたか」

 証人「突然、轟音(ごうおん)とともに、どういえば…左手で携帯を持っていましたが、左から何か来るような雰囲気があり、『あっ』という、押し出されるような感じになり、こけそうになりました」

 《加藤被告のトラックが背後を通り過ぎた衝撃でよろめいた状況を、身ぶり手ぶりで説明する証人》

 検察官「轟音ですか?。『ゴー』という音ですか?」

 証人「ちょっと…。今は車とわかるんですが、結構大きな音という感じで…」

 検察官「音の響きはどんな感じですか」

 証人「『ゴー』に近い感じだと思います」

 検察官「他に横断していた人の記憶はありますか」

 証人「前方に3、4人黒っぽい服を着た若い人がいたので、右から(私が)抜かしていきました」

 検察官「そのときに、体のバランスが崩れた感じですか。そのときの状況を見ましたか」

 証人「見るというよりも、後ろを通過したもののせいで左肩が前に出る感じでよろめいたんです」

 《証人は立ち上がり、裁判長の方を向きながら左肩を前に出し、右向きに体をひねるような体勢を再現してみせた》

 裁判長「今動作したのは首と右肩が、右後方を向いてひねるような感じですか」

 証人「風に押されたみたいな感じで、前につんのめって顔と体が後ろをむいた感じです」

 裁判長「自然と後ろを見た感じということですね」

 証人「はい」

 検察官「思わず右後方を見た地点はどこですか。地図に書いていただけますか」

 証人「自分がよろめいた位置ですか」

 検察官「そうですね、カタカナでマルワ(○の中にワ)と書いてください」

 《検察官は、大型モニターに地図を映し出している機器の前に、証人を誘導した。証人は、地図にワという文字書き込んだ》

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「どこにいました?」「どこですか?」 微妙な位置関係を追及する弁護人(産経新聞)

【法廷ライブ 秋葉原17人殺傷 第3回公判】(6完)11:55〜12:07

 《事件現場を目撃した男性に対する弁護側の証人尋問が続いている。弁護人は証人の証言内容に疑問点がないかどうかを確認するためか、証人が目撃した事件の経緯について順番に一つ一つ質問を続けていく》

  [フォト]笑顔で凶器のナイフを購入する加藤被告

 弁護人「(D)さんの話になりますが、トラックから降りてきた人は、走りがけに(D)さんにぶつかっていったのですか」

 《(D)さんとは、「加藤智大(ともひろ)被告(27)が突き飛ばしたように見えた」と証人が表現している被害者の1人だ》

 証人「トラックから降りてから走り出し、そのまま(Dさんに)ぶつかったように見えました」

 弁護人「(D)さんが横たわっていたときに、トラックから降りてきた男はどこにいたのですか」

 証人「交差点の方に走り去っていきました」

 弁護人「トラックから出てきた男はどのような表情でしたか」

 証人「そこまで見えませんでした」

 弁護人「トラックから降りてきた男は、声はあげていましたか」

 証人「そこまで認識していませんでした」

 弁護人「あなたは調書で『トラックから降りて走っていった男を警察官が追っていった』と話していますね?」

 証人「はい」

 弁護人「最初、警察官はどの位置にいたのですか」

 証人「私が見たときは、私がいた位置よりもっと後ろの方にいました」

 《弁護人に促され、証人は弁護人が用意した現場交差点付近の地図を使いながら説明を続ける》

 弁護人「そのとき、トラックから降りてきた男はどこにいましたか」

 証人「交差点の方に(走って)行っていました」

 弁護人「(D)さんと(刺されて)座り込んでいた(E)さんを見た順番はどうでしたか」

 証人「(D)さんの方を見てから交差点を見て、振り返ったら(E)さんがいました」

 弁護人「(質問を)終わります」

 《その後、地図の内容について微調整が行われた上で証人が退廷。その際も傍聴席から証人の姿が見えないように遮蔽(しゃへい)措置が取られた。加藤被告はやや背中を丸めた姿勢で、身動きせずに一点を見つめたままだ》

 村山浩昭裁判長「本日の予定していた証拠調べを終了します」

 《次回公判は3月9日午後1時半から、同じく東京地裁104号法廷で開かれる。被害者2人の証人尋問などが行われる予定だ》

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posted by キタヤマ ケンジ at 13:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

石原知事「大阪を見てみると気の毒だ」(産経新聞)

 −−高速道路無料化について。国が高速道路無料化の社会化実験の路線を発表した。都内は八王子バイパスのみだったがどう考えるか? また、仮に来年度以降、対象区域が拡大した場合、都内の高速道路も無料化されるべきか

 「まず後段の問題。されるべきじゃないね。いろんな混乱が起こってくる。それから、私は高速道路は専門家じゃないんですよ。東京近辺のね、首都圏における高速道には非常に強い関心は持ってます。全国ということになると、副知事になってもらった猪瀬(直樹)さんが非常に詳しいんでね。実際にその審議会にも入ってましたけど。さっき彼とも話したんですが、16%うんぬんていう数字は、ただ距離の問題でね。その、ああいったものがもたらす財政的な影響ってのは、ほとんど4、5%だろうと言ってました」

 「それをもってどう判断するかってことですけど、やっぱりいろんな思惑があってね。とにかく地方に偏じて無料化をするということは、ある人に言わせれば選挙目当てだという人もいるし、財政的にもあまり効果がないんじゃという人もいるし。いろいろこれから問題があるでしょう。だけど、それは要するにそれを知らしめることでね」

 「しかし、タダになった地域に住んでる人は便利に違いないよ、これは。果たして、1つ全国的な視野で見てね、政治そのものがもたらす国家的な恩恵になるかならないかというのは、また別の問題だと思いますけれども」

 −−先日、府中市に総合医療センターが完成した。東京の医療について念頭にあることは何か

 「東京の医療じゃなくて日本の医療そのものの問題だと思ってて、その一端の問題でしか…。いま東京はある意味じゃ非常に人口も多いですけど、進んだ形で医療インフラってのを整備してるし、医療サービスも提供していると思いますがね」

 「それは、まあ、国の医療行政の一端でしかなくてね。あそこ(総合医療センター)で申し上げたけど、平均寿命の進展ってのはそれは大事だけれども、国民皆保険、大変結構だわ。でもそれがですね、高福祉ってのをもたらしてるけど、負担する人間たちの負担率ってのは格段に低いじゃないですか。高福祉低負担なんてのは誰が考えても…。あなた(質問した記者)、自分自身の家の家計考えたってね、成り立たないことですよ。それがまかり通ってる」

 「病院も整理するのは結構だけど、今ある病院も残せと。じゃあ、その運営費どうするのか。そこで働くお医者さんどうするのかってことは全然…。まあお医者さんが少ないってのは、非難が上がってるようだけども。そのお医者さんの給料、特に都立病院っていうのは給料が安くてね。1つのサービスとして、お医者さんの給料上げましたよ。でも、普通の私立病院(の水準)にはなかなかいかない。財政を考えても」

 「それで、『医者は給料が安くても働け。休まずに働け』と。私の1人の息子の奥さんも勤務医だったけど、子供産んで産休が2週間しかないみたいな働き方を誰もやってる人いないと思うね。そういう状況をね、考えもせずに、だんだんモンスターペイシェントが出てきてね。ちょっと医者に不適があったら訴訟を起こす。医者はおどおどして、ものを言えない」

 「こういう状況ってのはね、ことは命の問題でね。教育の問題もそうだと思いますけどね。私はそこに日本人の心の荒廃がもう露骨に出てると思うね。だから(新しい)病院できて結構でしょう。大変なサービスが行われると思うけどね。でも、一体これを維持していくにはどうしたらいいかってことまでは考えてない、みんなね」

 −−大阪府の橋下知事のことだが…

 「いや、知らない。人のことはね…」

 −−大阪府と大阪市の権限を集約して競争力を増したいとのことで、大阪市の範囲を広げて東京23区のような特別区に分ける構想を明らかにしている。これについて知事の考えは

 「分からない。これはね、おそらく大阪の事情。ただね、大阪を見てみると気の毒だと思うね。隣の神奈川もそうだな。ま、埼玉県はいいんでしょうけど。政令指定都市っていう制度っていうのはね、知事とってみるとかなり厄介でね」

 「大阪に限っていうと、大阪市議会のほうがよっぱど威張ってるね。力があって。府議会のほうが力ないね。たまたま大阪府議会出身と市議会出身の中山兄弟と親しかったけど。お兄さんも弟さんも両方とも優れた政治家でありましたが、どうもその、彼らが地方議員でいるときを見てると市議会議員の弟が威張ってたね。これは不思議な現象でハァーと思ったけどね」

 「まあ非常にやりにくいでしょうな、知事さんとしては。ああいう制度ってのはやっぱり基本的に見直されてくるんじゃないのかしら。特に隣の神奈川県なんて、川崎と横浜があって、今度、相模原までが政令都市となるとね。知事の権限が一体どこにどういうふうに及ぶかっていうことになったら、なかなか大変だと思います」

 「幸いにして東京は23区という特別区の制度ですからね。そういうこともなく済んでますけど。もし23区が独立するようなことになったら、100万都市で政令都市の資格を持ってる。人口のうえでですよ。そういう都市がたくさんできてきちゃうんでね。これまた由々しき問題だけど。まあ、その兆候はありませんがね」

 「大阪はなかなか大変だと思います。日本の両輪であるべき大阪圏の行政の力がですね、存分に発揮しきれていない。まあ、知事と市長の比較をするつもりは毛頭ないけれども、役人出身じゃない橋下さんみたいな非常に行動力のある政治家が出てきても、いろんなバリア、行政区分があってね、『大変だなあ』って思います。はい」

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posted by キタヤマ ケンジ at 02:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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